養生ごはんと暦暮らし手帖

『薬膳×おばあちゃんの知恵=養生ごはん』 先人の知恵をヒントに心地よい暮らし♪

クチナシの実の「黄飯」を添えて、薬膳弁当レシピ『夏の和風ドライカレー』

少し前に梅雨が明けて
ググっと暑さが増してきましたね
 
暑い夏には
「スパイスの効いたカレーが食べたくなる」
という方も多いのではないでしょうか
 

スパイスの効いたドライカレー詰めて養生弁当に

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実はかれこれ10年以上、
夫婦二人分のお弁当をほぼ毎日作っています
(最近は息子も含めて時々三人分になることも)
 
そして、若かりし頃には...
インド料理屋でアルバイトをしていたことや
インドやアジアを旅していたことなどもあり
スパイスやカレーの好きな我が家
スパイスは、薬膳とも深くつながっています^^)
 
と言っても、普通のカレーだと汁気があって
お弁当に持っていくのは勇気が必要ですね
(それに加えて、周りの理解も必要かなと...笑)
 
でも、ドライカレーなら
汁気もないのでお弁当に入れても安心~
というわけで、本日の養生弁当は「夏の和風ドライカレー」です
 
<本日の養生弁当>
❁和風ドライカレー
ししとう、長芋、玉ねぎ、生姜など)
クチナシの黄色ごはん
ツルムラサキのお浸し
❁キャベツ浅漬け
❁ビーツのマリネ 
 

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養生ドライカレー、隠し味に「赤味噌」で深みを出す

ちなみにこの養生カレーには
消化を助けるクミン(パウダーとシードの両方)や
生姜もしっかりと加えています
 
ほんのり赤味噌を加えると、
味に深みが出ておすすめです
 
身体にも口にも美味しい~~
手作り弁当は、家族の体調や好みに合わせて作るので
美味しいのは当たり前、と言えばそうなのですが…)
 
暦では『土用(季節の変わり目)』 
 
脾(消化器系)が疲れやすい時期なので
早め早めにケアしておきたいですね^^
 

ターメリックライスは母乳育児にはNG?

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カレーに添える黄色のごはんの定番と言えば
ターメリックライス」ですね
少量のターメリック(うこん)を加えるだけで
ごはんが鮮やかな黄色に染まり、食欲を高めてくれます
 
 
ほとんどのカレー粉に含まれており
薬膳でも、ターメリック
「気や血のめぐりを良くする」
としてよく使われています
 
ただし、母乳育児中はターメリックはNGという説がありまして...
 
「母乳をあげているママは、ターメリックは控えた方がよい」
「母乳の味がまずくなって赤ちゃんが嫌がる」
という話を聞いたこともある方も多いことと思います
 
真偽のほどはいろいろ言われていますが、私自身は
「食べたもので身体や母乳がつくられていく」という意味では
やはり関係しているのでは?と考えています
 
それに、気になるものは出来るだけ避けたいですね^^
 

疲労回復!クチナシの実でカレーに合う「黄飯」に

ターメリックの代わりに...
今回はクチナシの実を使って、カレーに合う黄色のごはんを
作ってみました
 

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クチナシの実と言えば、お正月のおせち料理「栗きんとん」
色をきれいに仕上げる時によく使われていますね
 
でも実は、クチナシの実は昔から“疲労回復”に役立つとされ、
愛知県などの東海道の宿場町では
クチナシの実を使った「黄飯」がよく食べられていたそうです
(いまもご縁日などにいくと「黄飯」を見かけることがあります
黄色のごはんの上に、黒豆が乗っていたりもします)
 
かつては旅人の疲れを癒やしていた黄飯を
養生ドライカレーに合わせてみてはいかがでしょう~
 
鮮やかな色は、眺めているだけでも元気になります^^