沖縄の薬草&薬膳に出会う旅2019(1)、芋がらを使った絶品スープ「むじ汁」との出会い
薬草と薬膳を訪ねて、
2019年1月下旬の5日間、沖縄を旅してきました
以前から気になっていた
那覇市内のむじ汁専門店『万富 』さんへ
カウンターだけの小さなお店 です
今回の沖縄旅ではいろいろな料理をいただきましたが、
そのなかでも
最も印象に残った料理のひとつです
店主のおばあとお料理の両方から
たくさんのパワーをいただき
心も身体もポカポカに温まりました^^
産後の養生には、むじ汁(田芋)と小豆ごはん
「むじ汁」というのは
田芋の茎と島豆腐を使った汁物のことです
この地域の郷土料理のひとつで、昔から
産後、小豆ごはんと一緒に食べる習わしがあるのだとか
おばあが教えてくれたのは
『赤ちゃんが生まれたら
大鍋で作って、家族や近所の人など
とにかく沢山の人に食べてもらうんさ』
『産婦はもちろん、みんなポカポカになる』
ということ
閉店間際の時間にも関わらず
店主のおばあとイロイロお話しました❁❁
旅の醍醐味は「一期一会」の出会い
とはよく言いますが、
私もいつかこんなおばあになりたいな...
思いがけないところでの
とてもすてきな出会いでした^^
田芋はずいき(芋がら)と、味も使い方もよく似ている
田芋は、私の大好きな
ずいき(芋がら)にもよく似ていた味と食感で
滋味があり、懐かしいような味わい^^
↑ 私自身も産後の1ヵ月間はずいきを毎日食べていました
(さっと茹でて水に漬けてしっかりあく抜きしたものを、
梅酢で合えて常備菜にしています)
富山の祖母は「『血の道を通す』から産後に食べるといい」と
私が小さい頃から言っていました^^
地域や呼び方、食材の種類は少しずつ違っても、
その根本にある食材の力や、料理を作る人の愛情は共通している
そんなことをしみじみ感じました
ずいきについては、
以前ライターをしていたオーガニックwebマガジン「INYOU」さんの
記事でも紹介しています
もっと詳しく知りたい方は、こちらをご覧ください